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価格:1,620円 |
お子さんの行動をただ単純に見ただけで、
「この子はこういう子なんだ」と決めつけていませんか?
子供は親が思っている以上にいろいろと考えています。
日常の忙しさのあまりに、子供達の小さな心のサインを見逃してしまうことは多いもの。
「おこだでませんように」は、
大人のささくれた心に一石を投じてくれます。
★タイトル :おこだでませんように
★文:くすのき しげのり
★絵:石井 聖岳
★出版社:小学館
★発行年:2008年
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私がはじめてこの絵本に出会ったのは、
娘がまだ年中さんの手がかかる時期でした。
当時、仕事と育児と家事の両立に苦しんでいた私は、
自分の中のイライラを自分の中で解消できずに、
いつも、娘を必要以上に怒ってばかり。
娘は穏やかな性格だったので、
言い訳することもほとんどありませんでした。
そんな時期に出会ったのが、
くすのきしげのりさんの『おこだでませんように』でした。
読み終わった後、涙がとまりませんでした。
特に、最後のページの、
布団から片足をのぞかせながら、
心から幸せそうな顔をして笑いながら寝ている少年の顔を見ていると、
娘のこんな笑顔を最近見ていないと心がとても痛みました。
それからは、
どんなに忙しくても疲れていても、
娘からの心のサインを見逃さないよう、
丁寧に話を聞いてあげたり、語りかけたりできるようになりました。
お子さんに読み聞かせしてあげるというより、
親のための絵本です。
忙しい方、余裕がない方こそ、ぜひ一度手にとってみてください。