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ほんとうのことをいってもいいの? [ パトリシア・C.マキサック ]
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お母さんが『嘘はダメ』というから、
本当のことだけを言うようにしたのに、
本当のことを言いば言うほど、友達が私から離れていくのはなぜなの・・・?
どうして、みんな口を聞いてくれないの?
私はどうしたらいいの?
そんな少女リビーの心の叫びが伝わってきます。
★タイトル :ほんとうのことをいってもいいの?
★文:パトリシア・C・マキサック
★絵:ジゼル・ポター
★訳:ふくもと ゆきこ
★発行所:BL出版株式会社
★発行年:2002年
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何でもかんでも思ったことを、ずけずけと言ってしまうお子さんにおすすめの一冊です。
自分が友達に嫌なことを言っているのだけれど、
自分は嫌なことをいったつもりは全くないので、自分の何が悪いのかさっぱりわからない。
そんなリビーにママは
『ほんとうのことを、いわなくていい時にいってしまうことがあるのよ。
いいかたが悪かったり、いじわるでいってしまったりね。
そうしたら人をきずつけてしまうの。
でも、おもいやりをもってほんとうのことをいうのは ただしいことなのよ』
とアドバイスします。
そして、その後、逆に自分が嫌なことをいわれて自分を反省するリビー。
リビーはお友達にあやまり、社会性を身につけていきます。
※子供達の中には気遣いができてもよい年頃なのに、
「空気がよめない」「他人の心がわからない」子供達が存在します。
時には、「アスペルガー症候群」と診断がつくこともあります。
※この場合は脳の病気です。それでも訓練によって少しは一般に近づけることができます。
そんな子供達にも、この絵本はおすすめです。